昭和24年(1949)5月から昭和51年(1976)10月まで市内の柳小路で営業していた、酒田で最初の洋画専門映画館「グリーンハウス」は、映画評論家淀川長治氏から「世界一の映画館」と賞賛されたほか、地方の映画館として先進的なサービス提供に取り組んだことでも知られ、昨年公開のドキュメンタリー映画「世界一と言われた映画館」でも紹介されたとおり、閉館から44年を経過した現在でも映画ファンに語り継がれています。
同館が昭和27年(1952)6月から閉館まで発行した小冊子「GREEN YEARS」(グリーン・イヤーズ)の編集を担当していた小松登喜雄氏、門崎志郎氏が保管していた「グリーン・イヤーズ」を寄贈いただいたことから、光丘文庫および資料館で公開しています。閲覧やコピーについては各事務室受付にお申し出ください。
入場券購入時に窓口で観客に手渡されていたもので、上映中の作品のあらすじ、スタッフやキャストの情報等のほか、発行を支えた懐かしい市内の商店による広告なども掲載されています。
「Green News」(グリーン・ニューズ)は、「グリーン・イヤーズ」発刊前の昭和24年5月から昭和27年6月までにグリーンハウスが発刊した小冊子です。
"GREEN YEARS"(1)
"GREEN YEARS"(2)